なぜ真のゴールに目ざめたか

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30代になった頃、私は知人の編集者から、ある出版社のパーティに招待されました。そこで、私は奇妙な体験をします。

 

そのパーティは、数人のベストセラー作家による講演会の後に、会場近くのレストランを貸しきっての立食形式で行われました。会場には大きなシャンパンタワーがあり、私はその横で一人ひっそりとグラスを傾けていました。

 

そこには誰もが知る著名出版社の会長や社長、ベストセラーを連発している編集者や作家が一同に集まって談笑している。

 

心理カウンセラーになりたての私は、誰も読まない論文ばかり書きながら、自分の本がべストセラーになったら、いつも女性にチヤホヤされるんだろうな、なんて思ったものです。

 

出版社の社長や作家が記念撮影をし、それをフェイスブックに載せるというので、無名の私はそこをどけるように言われ、私は会場のすみのほうへ移動しました。

 

すると、その会場でもっとも目立っていた、若くて美しい女性と目が合いました。彼女は私に近づいて、声をかけてきました。

 

おたがいに自己紹介をして、名刺交換し、しばらく話をしていると、そこにビジネス系のベストセラーを何冊も出しているという作家が来て、私たちの会話に入ってきました。

 

私は彼に恐縮して、いったんその場を離れたのですが、彼女はそのベストセラー作家をその場に置きざりにして、私を追いかけてきました。

 

初めは彼女が彼の気を引くためにそうしているようにも思えましたが、どうもそうでもなさそうで、それは私のカン違いだったと後で知りました。

 

一人取り残された作家には、ときやり出版社の役員や、編集者が機嫌をうかがうように話しかけるのですが、彼が会場の女性に話しかけると、どの女性たちもすっと離れていきます。

 

そのベストセラー作家は、どこか寂しげで、とても孤独そうにしていました。

 

ちょうどその頃、私は結婚を意識するようになり、以前にもまして出会いとか恋愛について書かれた本をたくさん読みあさり、恋愛教材を探し始めます。


そしてそこから学んだ教えや、優れたテキストを見つけたことで、女性と出会う機会がふえはじめました。そんななかで、私はある気付きを得ました。


女性がオトコに惚れるとき、彼にスポーツの才能がある、イケメンである、成績が優秀だ、収入が高い、社会的地位や名誉がある、そんなものは「ただのオマケにすぎない」ということを。

 

本当にモテるオトコたちは、そんな学芸会で使う王冠みたいな小道具には最初から興味がありません。


そして私は、かつてそんなムダなオマケを手にするために使っていたエネルギーを、すべてモテるためだけに使うようになりました。


けれども、私は自分がさほどモテるとは思っていません。さまざまな本や教材から私が教えを受けたメンター(先生)は、その程度のものではないからです。

 

ただ、付き合う女性からの評価とか、これまでの経験から、私が教えを受けた本や教材をもとに、モテるとはいったいどんなことなのか、多少はお伝えできるかもしれません。

 

それについては、以下のテキスト「恋愛レシピ100」も参考にさせていただきます。